愛しのドアラ
さて、ここ10年でAクラスだったのはたったの1回、去年に続き今シーズンも最下位を喫してしまった我がドラゴンズだが、
我がチームで長年、トップを独走?し続けている頼もしい存在がいることをご存じだろうか。
それこそは、我が愛娘も毎晩ぬいぐるみとともに寝ているチームマスコットの「ドアラ」だ。
2021年9月に「週刊ベースボールONLINE」にて実施された「メインマスコット総選挙」でも堂々の1位を獲得している。得票率59%の圧倒的支持だ!
(果たして母数がどれほどあったのかは不明だが、どこぞのYouTuberによる私的なランキングではないし、まぁまぁ信頼に足るデータであろう)
プロ野球チーム全体の人気で言えばもちろん、我らではないほうの新聞社(全国区)とか虎さんには遠く及ぶものではないと思うが、だからこそこのチームマスコット「ドアラ」の大健闘っぷりが光る。
(ちなみに2位はヤクルトの「つば九郎」、3位はベイスターズの「スターマン」と続く。意外に前述のようないわゆる超人気球団ではないのが意外だ)
ドアラのプロフィールʕ•ᴥ•ʔ
性別:♂
年齢:「アルコールOK」歳
身長:「アジアの頂点」cm
体重:「圧倒的な存在感」kg
年俸は食パン617g(2023年)で、終身契約(体力が続く限り)だそうだ。
縦横無尽にパフォーマンスを繰り広げ、臨機応変な受け答えやお笑いもこなす有能っぷりを見せつけたかと思えば、周りがどれほど盛り上がっていても棒立ちのまま微動だにしない、仕事を投げ出すなどのシュールさもウリになっている(実際そのヤル気の無い態度の動画などで「キモ可愛い」と話題になりブレイクした)。
「ドアラのひみつ -かくさしゃかいにまけないよ-」と題したドアラ初著書のタイトルからも、その人となり、もとい、キャラとなりがお分かりいただけるだろう。
ドアラの最大のライバル?競馬予想やフリップ芸も得意な「つば九郎」。面白さ勝負ではもう二番煎じと考えたのか、あざとさに特化した「スターマン」。どんでん監督もメロメロのようだ。
昔は、7回の表などに徐に登場して球団歌に合わせて踊ったりバク転したりするだけの、誰でもできる簡単なお仕事(いや、かさばるモフモフを頭部に装着しながらのバク転って時点で普通の人には務まらないが)…だったのが、ドアラがブレイクして以降、中の人のタレント性スキルも大いに求められるようになったと言える。
キャラグッズが飛ぶように売れたり(我が家もドアラ×トヨタ×BEAMSコラボTは当然買ったし、娘はドアラ漢字ドリルで楽しく小学校の予習をしている)、どんなに試合には負けてもドアラの芸で笑い飛ばせたり、彼が興行収入の一端を担っていると言っても過言ではあるまい。
プロ野球の在り方を我が球団のマスコットが変えたと言ってもいい。
そんな誇りが、またドラゴンズ魂を奮い立たせ、また来シーズンもナゴドに通おうとファンを熱くさせるのであった…‼